情報発信
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皆さん、こんにちは、シリコンバレーのITやデザイン思考(デザインシンキング)について情報発信をしている、ヒューマンセントリックデザインセンター(HCD)の方です。
前回のスペシャルコンテンツでは、Amazonの沿革とビジネスエリアの進出などについてお話しました。
今回の記事は、引き続き下記の2つのテーマについてお話したいです。
①Amazon Kindle販売戦略とApple iPad販売戦略の違いは何か
②AmazonはGoogleの最大のライバルと言われているのは何故か
2007年にAmazonは、Kindleの販売を始めました。
iPadの販売よりも3年早かったようです。
Appleの販売戦略はiPadをハードウェアビジネスとして、Appleの主要な収入源として販売することです。
これに対して、Amazonの販売戦略はKindle(タブレット)をハードウェアとして売ることではなく、Amazonのキービジネスである本(電子本)の販売を支えることで、ほぼ製造コスト相当の値段で、かなり安く販売されています。
日本では、まだ皆さんはEchoをそれ程使ってはいないですが、ベーエリアでは、既にかなり普及されています。
Amazon Echoに質問をしたり、Echoを使ってほかの家庭用電化製品をコントロールしたりすることもできます。
最近では、Amazonだけでなく、他社の参入も目立ち、更にEchoのような音声コントロールは、個人向けだけではなく、企業向けでも登場し、競争が激しくなってきたと感じています。
Amazonは、音声コントロールのようなコンピューティングインターフェースエリアで最先端の地位を取っています。
次はどんな行動を取るかとても楽しみですね。
情報を検索する時に、皆さんの多くがGoogleを使うのではないでしょうか?
商品を買いたい時には、Amazonで直接検索する人も多いのではないでしょうか。
Googleは消費者の消費行動などの情報を持っていますが、Amazonはそれに加え、レビューコンテンツを含めて、ある商品を買ったか、買わなかったか、購入者が男性か女性か、年齢や住所などの購入履歴や顧客情報という貴重な情報を持っています。
この貴重な情報がAmazonの強みとして、ますます製品メーカーに注目されています。
そのため、最近では、Googleの代わりに、Amazonのプロモーションコマーシャルサービスに費用を払う製品メーカーが多くなってきました。
Amazonが将来的に、商品検索エリアで完全にGoogleを上回る、この目標が実現する日はそれ程遠くはないでしょう。
今回は以上までになります。
少し長くなりましたので、Amazon BookstoreとAmazon Goのようなオフラインストアについては、次回お話させて頂きます。
最後に、私の「デザイン思考」スペシャルコンテンツチャンネルの発信は、はじめてから半年以上が経ちました。
このコンテンツを読んでいる皆様に少しでも役立てば良いと思います。