皆さん、こんにちは、シリコンバレーのITやデザイン思考（デザインシンキング）について情報発信している、ヒューマンセントリックデザインセンター（HCD）の方です。

今月（2020年2月）の5日と6日の２日間で、弊社は掲題の「第1回ResorTech Okinawa おきなわ国際IT見本市展示会」へ出展しましたので、出展のレポートを2回に渡って共有したいと思います。

見本市は「リゾート」×「ＩＴ」をコンセプトに、観光産業と情報通信関連産業の活力を成長のエンジンとして、全産業の発展と豊かな地域社会の実現を目的として開催されました。

観光・農業・水産業・小売・飲食・製造・医療など産業全体と、地域に暮らす人々の生活を豊かにするために活用可能な、幅広いテクノロジーのショーケースを目指しています。

また、見本市と連動して、ＩＴ企業及びスタートアップ企業にイノベーション創造機会と実証フィールドを提供することで、沖縄発のイノベーション・新ビジネスの創出を促進するとのことでした。
2日間、約120の国内外企業と組織が出展し、9000人近くが来場されるという盛大な沖縄初のITイベントでした。
（展示会の紹介サイトはこちら）。

今回は弊社クレスコ・イー・ソリューションとSAPジャパン社との共同出展でした。
出展したテーマは下記の４つとなります。

①ResorTech 実証実験 ②Sports & Entertainment ③イノベーションコミュニティとのコラボ ④人材育成

「①ResorTech 実証実験」のテーマは、東京大手町にあるSAP Inspired Labに入居している東海理化様のスマートキーとJXTGホールディングス様の新世代モビリティソリューションの紹介です。
この２つの会社はそれぞれの業界で地位を確立していますが、将来への危機感を抱え、未来のあるべき姿を積極的に模索中です。

東海理化様は、将来、無人運転の時代になれば、現在のメイン事業の自動車部品生産ビジネスも大きく変わると考え、自動車で培ったキーセキュリティ技術を非対面レンタカーの貸出とホテルのチェックインに活用すれば？とのアイデアです。
空港についてから、ホテルチェックイン、買い物後の荷物運びを含めて一貫性がある手ぶら観光スマートキーソリューションを実証実験中です。

JXTGホールディングス様は、徹底的にクリーンエネルギー社会を前提として「電動キックボードとシェアサイクリングの新世代モビリティソリューション」を実証実験し、破壊的なイノベーション精神で、将来の街づくりを考えています。
ガソリン販売が事業の中心である会社が、将来、低炭素型社会を実現するという大胆な事業変革を推進する取り組みを行っています。

「②Sports & Entertainment」のテーマで、SAPジャパン社が進めているスマートシティづくり、デジタルファンエンゲージメントの事例とSAP Inspired Labに入居している本社が中国深センにあるRoyole社の厚さわずか0.01mm、自由に曲げることができるディスプレイを展示しました。
この製品はすでにバッグと組み合わせることにより、ブランド品のファッションショーなどに適用され、軽さ、柔軟性とその薄さが特徴で、将来日本の市場でもっと幅広く適用されることが期待されています。
沖縄ローカルの企業からも大きな注目を得ました。

そして「③イノベーションコミュニティとコラボ」のテーマで、SAPジャパン社、弊社と沖縄県の企業のコラボレーション状況を紹介しました。
県外、特に東京からの企業のアイデアと強みを県内の企業のリソースと想いを結び付けながら、活発なコミュニティの形成により、更に大きな影響を果たすことになるでしょう。
東京の企業だけが勝つのではなく、地元の沖縄企業と地域の方々と共に、沖縄のために力を結集し、沖縄の課題を解決し、沖縄に貢献します。

今回は以上までになります。

次回は、テーマコンセプトの「SMILE with Okinawa」の紹介と弊社が一番注力した琉球大学との人材育成、デザイン思考の活用について、具体的にお話させてください。

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