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デザインシンキングSAPプロジェクトでの6つのデザインシンキング活用シナリオ

皆さん、こんにちは、シリコンバレーからITやデザインシンキングについて情報発信をしている、ヒューマンセントリックデザインセンター(HCD)の方です。
前回の記事では、アメリカオーランドで開催されたSAPPHIRE NOW 2019に参加した感想をご報告しました。
Experience Economyの中で、「Customer Experience向上」は今の時代のビジネス勝負のキーであることは少しでもご共感頂けたと思います。

そして、ITプロジェクトなら、特にSAPプロジェクトで、どのように「Customer Experience向上」を実現できるか、気になった方もいらっしゃるかと思います。
デザインシンキング(Design Thinking)はまさにそのキーではないかと思い、今回の記事で、「Customer Experience向上」に加えて、ビジネスバリューの発見、プロジェクトの進め方などの視点を含めて、SAPプロジェクトでのデザインシンキング活用シナリオを6つ挙げさせてください。

下図をご覧ください。

まず、プロジェクト導入前フェーズ①のところです。
このフェーズは、お客様(エンドユーザー)のあるべき姿を描くところです。
プロジェクト全体の方向性、スタートとゴールを描き、最終的にはプロジェクトの成功と失敗を決める最も重要な時点です。
何の問題を解決したいか、中長期的に何を実現したいのかが分からないと、その後のプロジェクトをうまく進めることは難しいかと思います。
各エリアの専門家とコンサルタントからのソリューション提案だけでは部分最適になり、全般的なBig Pictureを把握することは、なかなか難しいです。
例えば、この時点でデザインシンキングを活用することにより、経営層、IT部門、業務部門、エンドユーザーなど幅広くステークホルダーを集めて、一同に各自が持っている課題、意見、経験を共有し合い、オープンなディスカッションをすることができます。
このような場とコミュニケーションの機会で、現場のメンバーが経営層の中長期的な方針を理解でき、プロジェクトではより経営層からのサポートを得ることができます。
一方、経営層も現場のメンバーの課題や意見をよりよく理解できます。
また、IT部門が業務部門の痛みをより知り、業務部門とエンドユーザーは、自分の欲しい機能とシステムがIT部門に伝わる上に、業務上のインサイトと経験値をIT部門に共有できます。
この段階でのデザインシンキングの期待効果は、100%の結論を出すことではなく、プロジェクトのステークホルダーが同じ中長期的なゴールに向けて、認識を合わせながらBig Pictureを共感することです。

そして、Big Pictureを決めた後に、プロジェクトが始まり、②と③のようなビジネスプロセス、技術的な実現性の検討にもデザインシンキングの活用が考えられます。
例えば、ペルソナを設定し、ユーザーインタビューをじっくり繰り返し実施し、システムユーザーロールごとにビジネスプロセスを定義したり、テクニカルブレインストーミングをしたりします。

①で定めたSAP S/4 HANAシステムなどには、Oデータ(Operational Data)が蓄積されます(④)。
前回の記事で、OデータとXデータ(Experience Data)について少しお話しました。
SAPシステムは、最も豊富な運用データ(Oデータ)の供給元であることは、皆さんすでに認識しているかと思います。
Oデータは、トランザクションデータ(企業の業務の動き)を記録し、過去の情報を見ることができます。
Xデータは(⑤)、最近注目され、エンドユーザーの体験や経験をもとに、将来のトレンディを知ることができます。
多くの企業は、豊富なOデータを持っているものの、Xデータの取得活用ができていないのは現実としてあります。
Oデータの有効な抽出方法、Xデータの定義(取得、活用方法)、最適なOデータとXデータの組み合わせで、理想と現実のギャップを埋め、次に取るべきアクションが分かります。
OデータとXデータの組み合わせ方、そしてプロジェクト内でのデザインシンキング活用によって、どのような効果を期待できるか、とても面白いトピックスだと思います。
また機会を見つけて、更に具体的にお話させてください。

最後に、⑥は、SAP導入後に、デザインシンキングを活用し、客観的な評価、全面的なフィードバック、ビジネスバリューの深堀、新しいチャンスの発見など、導入したシステムを次の段階へ繋げることができます。
システムは導入したら終わりではなく、システムの有効的な継続利用、変わっていく時代に合わせ事業を変え、それに合わせビジネスプロセスやシステムを変えていく必要があります。

今回は、6つのシナリオとデザインシンキングの活用例として共有いたしましたが、プロジェクトや課題の状況により、デザインシンキングの活用範囲が変わります。

弊社ヒューマンセントリックデザインセンター(HCD)では、お客様に本当に役立つ、デザインシンキング活用の場を提供することを目指しているので、何かご要望がございましたら、是非気軽に弊社HCD宛て「hcd@cresco-es.co.jp」にご連絡をくださいますようお願いいたします。
ご連絡をお待ちしております!

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